朝青龍をめぐる「民族」的(?)アクションらしきものに関する報道


朝青龍問題で国技館街宣車集結「国技をなめるな!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000921-san-spo

8月10日14時10分配信 産経新聞

 日本相撲協会から厳しい処分を受け、「急性ストレス障害」などの診断を受けた横綱朝青龍(26)の問題に関連して東京・両国国技館で9日、街宣車が集結する騒ぎがあった。
 夏巡業に休場届を提出しながら、モンゴルでサッカーに興じていた朝青龍の行動に抗議する団体が、街宣車12台を連ねて国技館前に集結。「朝青龍はたたき出せ!」「日本の国技をなめるな!」「協会も恥を知れ!」など拡声器を使って約30分間、抗議活動を行った。
 街宣車の中には協会敷地内に強行突入する動きを見せる車もあり、警備員があわてて鉄製の門を閉めるシーンもあった。


「鬱じゃない」朝青龍“日本の母”がズバリ断言
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/75454/

(前略)
「モンゴルには鬱という病気自体存在しませんし、当然、かかる人も誰一人いません。だから認知症の人や自殺者が限りなくゼロに近いのです。鬱病を知らない民族にとっては、大々的に“鬱予備軍”と診断され、公表されることの方がよっぽどストレス。これが理由で本当に鬱になったら、それこそ本末転倒です」
(中略)
「ドルジがショックを受けているのは事実。だが、甘やかす必要はまったくありません。今はひとりでとことん考えさせればいいのであって、高砂親方が毎日顔を出しても、思案の邪魔になるだけで逆効果。(朝青龍が)本当に病気の危険を察知したら、まっさきにモンゴルから家族を呼び戻すから大丈夫。放っておくのが一番です」

 モンゴルから帰国した直後、報道陣の前を反省のかけらも見当たらない仏頂面で歩き去った態度にも非難が集まる。「あの時点では、正直悪いことをした認識がまったくなかった。しかし、思いのほか騒ぎが大きくなり、過ちの大きさにやっと気づき、猛省に至ったのです」と明かす。そのうえで「朝青龍が自分のしたことに何の反省もしていないなら、とっくに引退宣言している。モンゴル人はそれくらいハッキリしている。その芯の強さがチンギス・ハーンのDNAなのです」と民族気質に絡めた独自論を展開した。

 「考える時間が必要なだけで、自分の中で決着がつけば、すぐにでも謝罪会見を行い、けいこに復帰します。土俵上であれほどの気合、気持ちを表すモンゴルの男が、そんなに簡単に心の病気にやられることは絶対にない」。在日モンゴル人の母はそう断言した。


ネットをちょいと見ただけで、この他に朝青龍の「日本の父」なる人物が、朝青龍は「睡眠薬を1回10錠ほど食べるようにのんでいる」「妄想にからまり、発言は支離滅裂」などと言っているとか、朝青龍の好物と報じられたヤスダヨーグルトが馬鹿売れしているだとか…。


朝青龍という山頂の周囲で、(自己満足も含めた)様々な「商売」が活況を呈しているようだ。朝青龍のおかげでブログを更新できた僕もその一人。




しかし「日本の国技をなめるな!」ということを誰が言ったか知らないが(本当にこういう発言があったのかどうかも知らないが)、この言い方はちょっと面白い。ネットをちらちら見たところ、「相撲」というものも、明治の近代化政策の影響をモロに受けていたらしい。そこら辺を調べてみたいと、ちと思った。ワクワク。