2008-01-01から1年間の記事一覧

イコノロジーとイコノグラフィー   「空気を読め」

イコノロジー研究〈上〉 (ちくま学芸文庫)作者: エルヴィンパノフスキー,Erwin Panofsky,浅野徹,塚田孝雄,福部信敏,阿天坊耀,永沢峻出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (95件) を見る…

正しく論破することと、理解を得ようとすること。

論破すること自体には何の意味もない きちんと論破したら納得する奴なんて、はてなでは見たことねーよ・・・ 「論破するだけでなく納得させるべき」という主張には、それなりの正しさがあります。ただし、「納得させる」という相手次第であることができなけ…

「庶民的屁理屈」政治家の系譜 

大阪・橋下知事、私学助成金削減めぐり高校生と意見交換会 「日本は自己責任が原則」 そして、橋下知事は高校生たちに「皆さんが完全に保護されるのは義務教育まで。高校になったらもう、そこから壁が始まってくる。大学になったらもう定員。社会人になって…

2008年10月29日 『マニ教とゾロアスター教』

さらっと読んで、知った気になれる山川出版の世界史リブレットがお気に入り。 『マニ教とゾロアスター教』を読んだ。宗教は割りと好きなテーマ。マニ教とゾロアスター教 (世界史リブレット)作者: 山本由美子出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 1998/04/01メ…

詩と散文について

id:usauraraさんの詩と散文について三分でを読み、さらにid:cloud_leafさんの詩と散文を読んで、面白そうなので僕も思うところをちょこっと書いてみます。 いろいろ考えたんですけどね、「詩は記述不可能なものであり、散文は記述されたものである。しかし、…

経済的な知識以前の意味理解の間違いによる妙な経済的言説の流布

ホリエモンとリーマン破綻 −市場原理主義は間違っているのか? 別にこの人個人をことさらに批判してもあまり意味はないのだけど…。 ただ、こういう単なる「言葉の使い方の間違い」による勘違いというのは、世の中にはよく見られる現象だと思うので、その点、…

「ホームレス」問題について。 「ホームレス体験」という語りの型について(主に、「体験」とは何か、「解釈」とは何か、について) 「救う」ということについて。 ホームレスについて、さまざまな人が、自身の体験を語っている。 これはその一例。 「ホーム…

図書館とホームレス  当初の論点から脱線気味に

論点が錯綜していて、少し整理しないと私自身混乱してしまう。 そこで少し論点を箇条書きにしてみる。 ホームレス問題への対策として、図書館が女性専用席を設けることの是非 「迷惑利用者(≠ホームレス)」対策として、図書館が女性専用席を設けることの是…

図書館がホームレス排除に苦心しているとかいう件についての私からの提案 への応答である ホームレスに人権があるだなんてただの屁理屈だよ から引用。 違うよ。ホームレスを「公共空間における悪臭」として(でもなんでもいいからとにかく)「排除」するこ…

2008年7月5日(土) そもそも君らに個性などない、のか?

地下生活者の手遊びさんの記事、「個性と個体差の違いがわからないのは文化とはいわない」を読んで、ちょっと思ったこと。 記事の内容のいわんとするところには、ほとんど異論はない。 ただ、最後に結論付けられた「ガキに言うべき警句」四か条なんだが、有…